現在では無登録の違法貸金業者で「ソフト闇金」「闇金」「個人融資」「後払い現金化」が主流となっています。

そんな中で「個人融資」「後払い現金化」がどんな業者なのか具体的にわかりずらいのではないでしょうか？

個人融資であれば「個人的な融資だし個人間の問題」という認識から違法性を疑いずらい。

そして個人間という事で変な安心感がある。

後払い現金化業者は「商品購入の後払いをするだけ」と思う方もいるでしょう。

ですがこの2つの業者には大きな落とし穴があります。

今回はXで集客を繰り返し行う「個人融資」の実態について解説します。

Xの個人融資

Xの個人融資はポスト投稿で集客を募り初めはDM（ダイレクトメッセージ）で応対します。

その際に個人融資業者からメッセージを送る事がなく

個人融資を利用したい方からのメッセージを待っています。

利用希望者からメッセージが来ると簡単な（通話ではなく）ヒアリングがメッセージ上で行われます。

そして簡単なヒアリングをクリアした方のみ業者の持つLINEアカウントへ誘導されます。

誘導後、LINEで詳しく融資に向けてやり取りを行うのですが

この時、悪質な業者の場合、身分確認の書類の為に身分証などの写真を要求します。

その際どさくさにまぎれてアダルト系の写真まで要求します。

もちろん男女関係なく個人情報と共に晒されてしまいます。

でも、なぜここまで返済トラブルが起きるのか。

それは個人融資業者の利息の設定に問題があります。

実際に融資が受けれた方は下記の様な内容で融資を行われる事が非常に多く超高利貸しであることが分かります。

完済額	利息	手数料	実質融資額
30,000円	12,000円	3,000円	15,000円
40,000円	16,000円	4,000円	20,000円
50,000円	20,000円	5,000円	25,000円
100,000円	40,000円	10,000円	50,000円
300,000円	120,000円	30,000円	150,000円

5chの口コミ掲示板などではよく見かける「週倍」という言葉がありますが

この様な超高利貸しで行われています。

これだけ高い利息であれば借入れをする、ほとんどの方が返済トラブルになっても可笑しくないですよね。

こんな利息であれば個人間という言葉は全くの無意味。

実に闇金と同じシステムで貸し付けを行っている悪質な業者です。

個人融資と名乗っているからと言って油断してはいけません。

無登録の貸金業者であるソフト闇金よりも倍以上の高利貸しで取り立ても危険な業者です。

Xの個人融資はグループを組んだ闇金

まずは下記のネットニュース記事をご覧ください。

ＳＮＳヤミ金疑いで１６人逮捕、福岡県拠点の「トクリュウ」か…背後に暴力団関与の可能性

2024/07/04 13:22保存して後で読む

　ＳＮＳを使って法外な金利で金を貸し付けたとして、福岡県警などが同県内に拠点を置くグループのメンバー１６人を出資法違反（超高金利）容疑で一斉に逮捕したことが捜査関係者への取材でわかった。県警は、メンバーを入れ替えながら犯罪を繰り返す「匿名・流動型犯罪グループ（匿流）」による犯行の疑いがあるとみて調べている。福岡県警察本部

　県警によると、逮捕されたのは福岡、佐賀両県の２０～５０歳代の男女。１６人は共謀し、昨年９月～今年４月、北海道の４０歳代男性ら２人に金を貸し付け、法定利息を大幅に超える利息を受け取った疑い。

　捜査関係者によると、グループは福岡市内に四つの拠点を置いていた。県警は背後に暴力団が関与している可能性があるとみており、資金の流れについて実態解明を進める。

昨年、SNSで個人融資を謳い違法な貸し付けを行っていた16人のグループが逮捕されました。

彼らはXと5chの掲示板を利用し「個人融資」と名乗りつつも16人のグループを組んでいました。

個人融資と聞けば誰もが個人的かと思います。

ですが逮捕により発覚した16人のグループ。

結局闇金とやっている事が同じで全く個人的な融資ではなく超高利貸しを繰り返していたようです。

このように他にも逮捕された個人融資の業者はグループを必ず組んでおり

Xの個人融資はほぼ100％闇金であり個人間ではない事がわかった。