インターネット普及前までみなさんは無登録の貸金業者(金貸し)をどれだけご存知でしたか?
その種類は「090金融」「手貸融資」「街金」の3つくらいではないでしょうか?
そもそも闇金の発祥は福岡県と言われ詐欺の発祥は関東と言われています。
そんな中でスマートフォンの普及によりパソコンがなくても誰でもどこでもネットが使える時代になり、しばらくしてソフト闇金という新しい形の闇金業者が生まれました。
という事で今回はソフト闇金が生み出されるまでの流れを解説します。
ソフト闇金の先駆けは「090金融」
そもそもソフト闇金はスマートフォンの普及により生まれた業者。
その前までは「090金融」という闇金業者が主に闇金として活動していました。
「090金融」とは携帯電話の普及後に生まれた業者であり、リストから携帯電話で営業電話をする業者のこと。
では「090金融」の前は何だったのでしょう。
話は遡りますが90年代前半、ミナミの帝王というテレビ番組がありました。
ミナミの帝王の主人公は債務者に直接お金を貸す「手貸し」というスタイルで行っていました。
その年代では闇金は全く姿を現さず、もぐりの高利貸しで目立っていませんでした。
そんな目立たない当時の闇金は人脈や電信柱の張り紙などで集客。
それから90年代後半になり携帯電話の普及から手貸しの闇金から「090金融」「システム金融」という闇金が生まれ全国的にその手口は広まりました。
どこから得た個人情報なのか分かりませんが恐らく街金などの業者からリストを買って営業電話を携帯電話から行っていたのでしょう。
そしてスマートフォンの普及により「090金融」からソフト闇金が生まれたのです。
ですが結局のところ
無登録の貸金業者であることからやっている事は変わりません。
変わったところを強いて言うなら
取り立てが変わってきているのではないでしょうか?
90年代前半の手貸し闇金の場合は取り立ても直接行われ
暴力的な取り立てや強制性交なども行われていたようです。
90年代後半「090金融」の取り立てはインターネットの普及もありネットで調べた情報から
直接取り立てではなく
大量な出前や消防車や救急車、タクシーや葬儀屋などを自宅に送り付け嫌がらせを行っていました。
そして現代のソフト闇金。
ソフト闇金は自社ホームページを持ており評判が悪くなると集客に影響する事から
激しい取り立ては行わないそうです。
その分、評価が良ければ集客が切れない事から逃げる客を追わず評価を大事に集客へ繋いでいるのです。

いかがでしたか?ソフト闇金の生い立ちをご理解いただけましたでしょうか?ソフト闇金の先駆けは「090金融」「システム金融」と呼ばれ、その前は「手貸し融資」と呼ばれていました。勿論、時代の流れによって新たな闇金が生まれているのですが、未だに「090金融」「システム金融」「手貸し融資」を行う業者もいます。当然、古い順に取り立て危険度が高いので絶対に利用しない方がいいでしょう。
SNSを利用した個人融資や個人間融資という業者が居ますが、手口は「090金融」と同じです。取り立てなど激しくネット環境を利用した嫌がらせを行うので絶対に利用してはいけません。個人情報からアダルト系の写真まで要求、そして晒される危険があります。