ソフト闇金フィントラストのサイトが、かなり前からホストエラーを起こしたまま開けない状態になっている。
ソフト闇金のサイトを長く見ていると、この状態が何カ月も続くケースは、単なるサーバートラブルというより実質的な廃業と考えていい。
では、なぜフィントラストは廃業したのだろうか。
現時点で、その理由は分かっていない。
フィントラストの運営者が逮捕された、あるいは警察に摘発されたという情報も確認できない。そのため、「摘発されて強制的に営業終了となった」と考えるには材料が足りない。
そうなると、考えられる理由は大きく二つある。
一つは、警察や捜査機関の動きを何らかの形で察知し、摘発される前にフィントラストという看板を捨てた可能性だ。
闇金は銀行口座や携帯電話、LINEアカウント、ウェブサイトなど、営業を続けるためにさまざまなインフラを必要とする。周囲で捜査が進んでいる、あるいは自分たちに捜査の手が伸びる可能性を感じたのであれば、屋号やサイトを捨てて姿を変えるという判断は十分考えられる。
もう一つは、「ソフト闇金」を名乗る営業そのものからシフトした可能性である。
最近では、「ソフト闇金」と堂々と名乗らなくても、LINEやSNSなどを使って、実質的にはソフト闇金と同じような短期・高金利の貸し付けを行う業者が存在する。
そう考えると、検索エンジンから集客するために「ソフト闇金フィントラスト」という看板を掲げ続ける必要がなくなった可能性もある。
そもそも、ソフト闇金という商売は、高金利で短期間に回収する構造になっている。もし運営者が逮捕されておらず、貸し付けや回収のノウハウ、顧客とのつながりも残っているのであれば、利益の出る商売を完全に捨てるよりも、別名義や別の集客方法に切り替える方が自然とも考えられる。
つまり、フィントラストについて重要なのは、
「フィントラストが廃業したこと」と「フィントラストの運営者が闇金をやめたこと」は同じではない
という点だ。
筆者自身、フィントラストが現在どの名義に変わったのか調べているが、現時点では移行先を特定できていない。
そのため、名義変更したと断定することはできない。
ただ、逮捕や摘発の情報が見当たらないまま、サイトだけが長期間ホストエラーとなって消えている状況を見ると、何らかのリスクを察知してフィントラストという看板を捨てた、あるいは「ソフト闇金」を名乗らない営業形態へ移行した可能性は十分にあると考えている。
フィントラストは消えた。
しかし、その中の人間まで消えたとは限らない。
今後、似た貸付条件や営業方法を持つ新しい業者が現れれば、フィントラストとの関連性についても引き続き追っていきたい。






