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個人融資で身分証を要求されたら?送る前に確認したい注意点

個人融資で身分証を要求されたときに送る前に確認したい悪用リスクと注意点

個人融資に申し込んだあと、LINEやSNSで身分証を送るよう求められて、不安になっている人もいるかもしれません。

「本人確認のために必要」
「免許証か保険証を送ってください」
「顔写真付きの身分証がないと審査できません」
「身分証を送ればすぐに融資できます」

このように言われると、借りたい気持ちがある人ほど、送るしかないと思ってしまうことがあります。

正規の金融機関でも、本人確認は行われます。

お金を借りる手続きで身分証を確認されること自体は、珍しいことではありません。

しかし、問題は、相手の実態が分からない個人融資に身分証を送ることです。

5ch、掲示板、SNS、LINEなどで見かけた個人融資の場合、相手が本当に個人なのか、正規の貸金業者なのか、闇金なのか、外からは分かりにくいことがあります。

また、SNSアカウント、メールアドレス、電話番号などが使い捨てのものだった場合、身分証を送った後に相手が消えてしまう可能性もあります。

送った身分証をどう扱われるのか、本当に破棄されるのか、別の相手に共有されないのか。

そうした部分を確認できないまま、実態不明の相手へ身分証を送るのは危険です。

この記事では、個人融資で身分証を要求されたとき、送る前に確認したい注意点を解説します。

個人融資で身分証を要求されたら送ってもいいのか

個人融資で身分証を求められたときは、すぐに送らず、一度止まって考えることが大切です。

本人確認という言葉だけを見ると、正当な手続きのように感じるかもしれません。

しかし、相手の実態が分からない場合、その身分証をどう扱われるか分かりません。

正規の金融機関でも本人確認はある

正規の金融機関や貸金業者では、申込み時に本人確認が行われます。

氏名、住所、生年月日、本人確認書類などを確認することは、通常の手続きとして行われます。

そのため、「身分証を求められたからすべて危険」という話ではありません。

問題は、本人確認をしている相手が誰なのかです。

正規の金融機関であれば、会社名、所在地、登録情報、問い合わせ先、利用規約、個人情報の取り扱いなどを確認できます。

一方で、掲示板やSNS、LINEだけでつながった個人融資では、相手の実態が見えにくいことがあります。

問題は実態不明の相手に送ること

個人融資で危険なのは、身分証そのものではなく、実態不明の相手に送ってしまうことです。

相手が本当に個人なのか。

闇金グループなのか。

過去に別名で活動していた業者なのか。

複数のアカウントを使っているのか。

別の業者と情報を共有しているのか。

こうしたことが分からないまま、免許証や保険証、マイナンバーカードなどの画像を送るのは避けた方が安全です。

特に、LINEやSNSだけでやり取りしている相手は、アカウントを消したり、名前を変えたりしやすいです。

身分証を送った後に連絡が取れなくなった場合、どこに情報が残っているのか分からなくなります。

条件が分からない段階で送るのは危険

身分証を送る前に、貸付条件がはっきりしているかも重要です。

いくら借りられるのか。

利息はいくらなのか。

手数料はあるのか。

返済日はいつなのか。

先引きがあるのか。

返済方法はどうなるのか。

こうした条件が分からないまま、「まず身分証を送ってください」と言われる場合は注意が必要です。

借りられるかどうかも分からない段階で個人情報だけ渡してしまうと、相手に弱みを握られる可能性があります。

条件を聞く前に身分証を送らせる相手は、融資よりも情報を集めることを重視している可能性もあります。

個人融資で身分証を求められる理由

個人融資の相手は、さまざまな理由をつけて身分証を求めてくることがあります。

表向きは本人確認や審査のためと言われることが多いです。

ただし、相手が実態不明の場合、その目的が本当に本人確認だけとは限りません。

本人確認と言われることが多い

よくあるのは、「本人確認のため」という説明です。

「誰に貸すのか確認したい」
「なりすまし防止のため」
「審査に必要」
「身分証がないと融資できない」

このように言われると、手続きとして当然のように感じるかもしれません。

しかし、正規の金融機関とは違い、個人融資の相手が個人情報を適切に管理している保証はありません。

個人情報保護の体制があるのか。

情報をどこに保存するのか。

キャンセルしたら削除するのか。

第三者に共有しないのか。

これらが分からない相手に、顔写真付きの身分証を送るのは慎重になるべきです。

勤務先や返済能力を見る材料にされる場合がある

身分証とあわせて、勤務先や収入状況を聞かれることもあります。

「仕事はしているか」
「給料日はいつか」
「会社名を教えてほしい」
「給与明細を送ってほしい」

このような情報は、返済能力を確認するためと言われることがあります。

しかし、相手が悪質だった場合、勤務先情報は返済能力を見るためだけではなく、圧力をかける材料にされる可能性があります。

返済が遅れたときに職場へ連絡すると言われる。

キャンセルしたいと言ったら会社へ確認すると言われる。

身分証と勤務先情報をセットで使われる。

このようなリスクがあります。

圧力をかける材料にされる可能性もある

個人融資では、最初は優しく対応していた相手が、途中から強い言葉を使ってくることがあります。

身分証を送ってしまうと、相手から、

「身分証を持っている」
「逃げられない」
「会社に確認する」
「家族に連絡する」

と言われる可能性があります。

もちろん、身分証を送ったからといって、必ずそのような被害につながるわけではありません。

しかし、実態不明の相手に送った場合、後からどのように使われるか分からないことが問題です。

個人融資で脅された場合の考え方については、こちらの記事でも解説しています。

個人融資で脅されたらどうする?LINEで圧をかけられたときの対処法

実態不明の相手に身分証を送るリスク

個人融資で身分証を送る前に考えたいのは、相手の実態です。

正規の金融機関と違い、掲示板やSNS、LINEだけでつながった相手は、身元や管理体制が分かりにくいことがあります。

送った身分証をどう扱うか分からない

身分証を送った後、その画像を相手がどう扱うのかは分かりません。

審査後に削除するのか。

端末に保存するのか。

別の人へ送るのか。

別アカウントで使い回すのか。

キャンセル後に破棄するのか。

こちらからは確認しにくいです。

「キャンセルしたら消します」と言われても、本当に削除されたかどうかを確認することは難しいです。

そのため、送る前の段階で慎重に判断する必要があります。

SNSアカウントや電話番号が使い捨ての可能性がある

個人融資の相手が使っているSNSアカウント、LINE、メールアドレス、電話番号が、長く使われているものとは限りません。

一時的に作ったアカウントかもしれません。

別名義で何度も作り直している可能性もあります。

電話番号が飛ばしのものだった場合、後から相手を追うことが難しくなることも考えられます。

相手の実態が分からないまま身分証を送ると、情報だけ持ち逃げされるリスクがあります。

情報を持ち逃げされる可能性がある

個人融資では、身分証を送ったあとに連絡が途絶えるケースも考えられます。

「審査します」と言われたまま返信がない。

条件の説明がないまま既読にならない。

別の担当者に回すと言われた後に消える。

融資されないまま情報だけ送ってしまう。

このような場合、いわゆる情報抜きに近い状態になる可能性があります。

借りられなかったから終わり、とは限りません。

送った情報が相手の手元に残る可能性があるため、身分証を送る前に止まって考えることが大切です。

別業者へ共有される可能性がある

悪質な相手だった場合、送った情報が別の業者へ共有される可能性もあります。

身分証、氏名、住所、電話番号、勤務先、給与日などが共有されれば、別の個人融資や闇金から連絡が来ることも考えられます。

「以前申し込みましたよね」
「情報は確認できています」
「別の条件なら出せます」

このような形で、別の相手から連絡が来る可能性もあります。

個人融資の相手が一人に見えても、裏でつながっている可能性は否定できません。

身分証と一緒に求められたら注意したい情報

身分証だけでなく、ほかの情報を一緒に求められる場合はさらに注意が必要です。

複数の情報が組み合わさるほど、相手に渡る材料が増えます。

顔写真や自撮り写真

身分証と一緒に、自撮り写真を求められることがあります。

「本人確認のために身分証と顔を一緒に撮ってください」
「免許証を持った写真を送ってください」
「本人確認が取れないと融資できません」

このような形です。

顔写真付きの身分証と自撮り画像をセットで送ると、相手にかなり強い本人確認情報を渡すことになります。

正規の手続きなら必要な場面もありますが、実態不明の相手に送るのは危険です。

なりすましや別の申し込みに使われる可能性も考えられるため、安易に送らない方が安全です。

勤務先や給与日

勤務先や給与日を聞かれる場合も注意してください。

勤務先情報は、返済が遅れたときやキャンセルしたいときに、圧力の材料にされる可能性があります。

「会社に確認する」
「在籍確認する」
「給料日に合わせて回収する」
「職場に連絡する」

このような言葉が出てくる場合は、すでに危険な流れです。

身分証と勤務先をセットで渡すと、相手がこちらの生活に踏み込みやすくなります。

家族や知人の緊急連絡先

家族や知人の連絡先を求められる場合もあります。

「緊急連絡先だから必要」
「保証人ではない」
「確認だけ」
「誰でもいい」

このように説明されることがあります。

しかし、家族や知人の連絡先を渡すと、自分以外の人を巻き込む可能性があります。

返済が遅れたときに家族へ連絡される。

キャンセルしたいと言ったら知人に話すと言われる。

借入の事実を周囲に知られる不安を利用される。

このようなリスクがあります。

緊急連絡先は、自分だけの情報ではありません。

安易に送るべきではない情報です。

銀行口座や給与明細

銀行口座、通帳画像、給与明細、振込履歴などを求められる場合も注意が必要です。

これらは、収入確認や振込先確認として求められることがあります。

しかし、実態不明の相手に銀行口座や収入情報まで渡すと、金銭の流れや生活状況を知られることになります。

また、融資条件が分からない段階で口座情報まで送ると、押し貸しのようなトラブルにつながる可能性もあります。

条件がはっきりしない相手に、身分証、勤務先、口座情報をまとめて送るのは危険です。

マイナンバーカードを求められた場合の考え方

個人融資でマイナンバーカードを求められることもあります。

マイナンバーカードと聞くと、免許証や保険証よりも不安に感じる人もいるかもしれません。

ただし、マイナンバーを送るのが特別危険だというわけではありません。

大切なのは、顔写真付きの身分証を実態不明の相手に送らないことです。

個人番号だけで簡単に悪用できるわけではない

マイナンバーカードに記載された個人番号だけで、すぐに何でも悪用できるわけではありません。

各種手続きでは、暗証番号や本人確認などが必要になる場面もあります。

そのため、「マイナンバーを送ったらすぐにすべて悪用される」と過度に考える必要はありません。

ただし、だからといって実態不明の個人融資に送ってよいわけではありません。

顔写真、氏名、住所、生年月日が分かる身分証であることに変わりはないからです。

暗証番号が推測されやすい場合は注意

マイナンバーカードの暗証番号を、誕生日や簡単な数字にしている場合は注意が必要です。

個人融資の相手に生年月日や住所などを知られている場合、推測されやすい番号は避けるべきです。

もちろん、暗証番号を聞かれても絶対に教えてはいけません。

「確認のため」
「本人確認のため」
「手続きに必要」

このように言われても、暗証番号を送る必要はありません。

重要なのは顔写真付き身分証を実態不明の相手に送らないこと

マイナンバーカードだけが特別に危険というより、免許証や保険証も含め、顔写真付きの身分証を実態不明の相手に送ること自体が危険です。

相手が誰なのか分からない。

情報管理の体制が分からない。

キャンセル後に削除されるか分からない。

別業者に共有されるか分からない。

このような状態なら、身分証の種類に関係なく慎重になるべきです。

すでに身分証を送ってしまった場合

この記事を読んでいる人の中には、すでに身分証を送ってしまった人もいるかもしれません。

その場合でも、これ以上追加情報を送らないことが大切です。

連絡待ちの間に不安になった場合

身分証を送ったあと、担当者からの連絡待ちになっていると、不安になることがあります。

「本当に借りられるのか」
「情報だけ取られたのではないか」
「条件を聞いていないのに送ってしまった」
「このまま悪用されないか」

このように考えてしまう人もいるでしょう。

送っただけで必ず悪用されるとは限りません。

ただし、相手の実態が分からない場合、身分証をどう扱われるかは分かりません。

追加で勤務先、緊急連絡先、口座情報などを求められても、すぐに送らないようにしてください。

条件が合わずキャンセルしたい場合

身分証を送った後に条件を聞いて、思っていた内容と違うと感じることもあります。

利息が高い。

手数料がある。

返済日が短い。

先引きがある。

緊急連絡先を求められる。

このような条件なら、借りる前に止まる判断が必要です。

すでに身分証を送ってしまい、連絡待ちの間に不安になっている場合や、条件が合わずにキャンセルしたい場合は、こちらの記事で詳しく解説しています。

個人融資で身分証を送ってしまったら?キャンセル料や悪用リスクに注意

身分証を送る前に確認したいこと

個人融資で身分証を求められたときは、送る前に最低限確認したいことがあります。

一つでも不安があるなら、その場で送らず、立ち止まってください。

相手の実態が確認できるか

まず確認したいのは、相手の実態です。

相手の名前、所在地、連絡先、運営情報、貸金業登録の有無などが確認できるかを見てください。

金融庁は、SNSやインターネット掲示板などで個人間融資をうたう書き込みについて、個人を装ったヤミ金融業者による違法な高金利貸付や個人情報悪用の危険性を注意喚起しています。

SNS等を利用した「個人間融資」にご注意ください|金融庁

掲示板やSNSの投稿だけでは、相手の実態を確認することは難しいです。

LINE IDだけ、SNSアカウントだけ、メールアドレスだけの相手には注意してください。

貸付条件が先に明示されているか

身分証を送る前に、貸付条件がはっきりしているか確認してください。

金額、利息、手数料、返済日、返済方法、先引きの有無などが分からないまま、先に身分証を送るのは危険です。

「情報を見てから条件を出す」
「送ってくれないと話せない」
「まず本人確認が先」

このように言われる場合でも、相手の実態が分からないなら慎重になるべきです。

条件が後出しになる相手に個人情報を渡すと、断りにくい状況を作られる可能性があります。

急かされていないか

個人融資では、急かされることがあります。

「今すぐ送れば対応できる」
「早い者勝ち」
「今日中なら出せる」
「送らないなら他の人に回す」

このように急かされると、冷静に考えにくくなります。

お金に困っているときほど、早く借りたい気持ちが強くなります。

しかし、急かされているときほど、一度止まってください。

焦って身分証を送ると、後から不安になっても取り戻せません。

借りる以外の相談先がないか

身分証を送ってまで個人融資を使おうとしているなら、かなりお金に困っている状況かもしれません。

しかし、個人融資や闇金に近い相手へ進む前に、他の相談先も確認してください。

支払い先への相談。

家賃や公共料金の猶予相談。

消費生活センターへの相談。

法テラスや弁護士、司法書士への相談。

生活福祉資金などの公的支援。

すぐにすべて解決するとは限りませんが、実態不明の相手に身分証を送るより安全な選択肢が見つかる可能性があります。

消費者ホットライン188では、身近な消費生活センターや消費生活相談窓口につながります。

消費者ホットライン|消費者庁

最後に

個人融資で身分証を要求されると、「本人確認だから仕方ない」と感じるかもしれません。

正規の金融機関でも本人確認はあります。

しかし、相手の実態が分からない個人融資では、送った身分証をどう扱われるか分かりません。

SNSアカウント、LINE、メールアドレス、電話番号が使い捨ての可能性もあります。

身分証を送った後に相手が消えたり、条件を後出しされたり、勤務先や緊急連絡先まで求められたりするリスクもあります。

大切なのは、身分証を求められた時点で一度止まることです。

借りられるか分からない段階で、顔写真付きの身分証を実態不明の相手に送らないでください。

すでに送ってしまった場合でも、追加情報や追加支払いを急ぐ必要はありません。

やり取りを保存し、相談できる状態を作ることが大切です。

個人融資で身分証を求められたときは、相手の言葉に流されず、送る前にリスクを確認してください。

個人情報を守ることは、借入判断よりも先に考えるべき大切なことです。

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