「急な出費で生活費が足りない」「公共料金や家賃の支払いができない」
そんなときに利用できる公的な貸付制度が、生活福祉資金貸付制度です。
この制度は、低所得世帯や高齢者、障害者の生活を守るために設けられており
無利子または低金利で貸付が受けられるのが特徴です。
この記事では、金融ライター 安達拓郎 が
生活福祉資金貸付制度の仕組み・条件・申請方法と
利用上の注意点について解説します。
生活福祉資金貸付制度とは?
生活福祉資金貸付制度は、生活に困窮している世帯に対して
生活費や住宅費、医療費などを無利子または低利子で
貸し付ける制度です。
運営主体は 全国社会福祉協議会(全社協) と
各自治体の社会福祉協議会で
国の制度として整備されています。
🔗 厚生労働省|生活福祉資金貸付制度
貸付の種類と対象
生活福祉資金貸付制度には、目的に応じて複数の種類があります。
- 総合支援資金:失業や収入減少で生活費が不足した場合
- 緊急小口資金:急な支出(医療費、学費、公共料金など)が必要な場合
- 福祉資金:障害者や高齢者世帯の特別な支出に対応
- 教育支援資金:高校・大学等の学費をサポート
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受給条件
貸付を受けられる条件は以下の通りです。
- 低所得世帯(生活保護に至らない程度の困窮)
- 高齢者や障害者世帯で生活費に困難がある場合
- 失業や収入減で一時的に生活費が不足している世帯
- 他の公的制度を利用しても生活が維持できない場合
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申請方法と流れ
- 市区町村の社会福祉協議会に相談
- 申請書類を準備・提出(身分証明、収入・資産確認、支出内容など)
- 面談・審査(生活状況の確認)
- 貸付決定・資金交付
利用時の注意点
- 返済義務がある制度であり、給付金ではない
- 延滞すると将来の社会福祉制度利用に影響が出る可能性あり
- 生活保護との併用は不可。生活保護を受ける場合は貸付よりも給付が優先される
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よくある誤解と相談のすすめ
- 「必ず借りられる」 → 審査あり、条件を満たさなければ不承認になることも
- 「返さなくてよい」 → あくまで貸付であり、返済義務がある
- 「すぐ振り込まれる」 → 審査に数週間かかる場合も
困ったときは、まず 社会福祉協議会や自治体の相談窓口に連絡することが重要です。
まとめ|公的制度を活用し闇金に頼らない選択を
- 生活福祉資金貸付制度は、低所得世帯を対象に生活費・住宅費・教育費などをサポート
- 無利子・低金利で利用できる一方、返済義務がある点には注意
- 生活保護や住居確保給付金と比較しながら、最適な制度を選ぶことが大切
生活が苦しいとき、闇金や個人間融資に頼るのは危険です。
正規の公的制度を活用して、安心して生活を立て直しましょう。
執筆:安達拓郎(金融ライター)
監修:闇金情報暴露マガジン編集部